診断キャンペーンのやり方!メリットや注意点も併せて解説

診断キャンペーンは、商品の認知拡大だけでなく顧客接点を深められるといったメリットがあります。また、顧客のエンゲージメントを高めたり自然な流れで商品をアピールできたりすることから、多くの企業が取り組んでいます。この記事では、企業のマーケティングを支援する株式会社ファン・マーケティングが、診断キャンペーンとは何か、メリットや注意点も併せて解説します。
- 診断キャンペーンとは何かを知りたい方
- 診断キャンペーンを実践したい企業様
- 診断キャンペーンの支援を行う会社を探している企業様
診断キャンペーンとは

診断キャンペーンとは、診断コンテンツを用いてSNSやオウンドメディアで実施するキャンペーンのことです。診断キャンペーンの代表的な例には、診断結果をSNSに共有すると抽選で賞品が当たるキャンペーンが挙げられます。多くの場合、ユーザーが診断結果をSNSに共有することによるUGC(SNSで一般ユーザーが生成したコンテンツ)の生成と認知拡大を狙いとしています。
UGCが拡散されることで新規顧客と商品の接点を作れるうえ、質問と回答を繰り返す双方向性から、参加者のエンゲージメント向上にもつながります。診断キャンペーンは、エンゲージメント向上によるファン育成とUGCの生成による新規顧客へのアプローチの両方を目指せる施策なのです。
ここまでを読んで、「もっと詳しく知りたい」と思った方は株式会社ファン・マーケティングに相談してみてはいかがでしょうか?弊社では、診断コンテンツの先にあるゴールを理解し、徹底してインサイト分析を行うことで、ユーザーの心理に寄り添った診断コンテンツを企画します。企業様の予算に合わせて支援内容を決めることも可能ですので、ぜひお問い合わせください。
診断キャンペーンのを実施する媒体の特徴を比較
診断キャンペーンはさまざまな媒体で実施されますが、それぞれ特徴が異なります。主な媒体と特徴は、以下の通りです。
SNSの種類 | 特徴 | ユーザー数 |
---|---|---|
X(旧Twitter) | ・拡散力が高い | 6,700万人※1 |
・画像が中心 | 6,600万人※2 | |
LINE | ・国内月間ユーザー数が多い | 9,700万人 |
オウンドメディア | ・コンバージョンを獲得しやすい | サイトによって変動 |
X(旧Twitter)
Xは、拡散力が高いことと、利用者の男女割合がほぼ同じことが特徴です。独自のアルゴリズムにより、フォローしていないアカウントの投稿でもタイムラインに表示されます。また、「トレンド」機能により話題のテーマが多くのユーザーに見られる仕組みがあります。そのため、拡散力が高く、診断キャンペーンが多くの消費者の目に触れることが期待できます。
Instagramは、投稿が画像中心であることと女性利用者が6割を占めることが特徴です。そのため、女性に人気のあるものや写真映えするものに関する診断キャンペーンは、Instagramで実施するのがおすすめです。
LINE
LINEは、国内月間ユーザー数が多いという点が特徴です。今や日常から仕事まで、幅広い場面でのコミュニケーションツールとして利用されるLINEは、老若男女問わず多くのユーザーを抱えています。また、XやInstagramとは異なり、友達追加がほかのユーザーとつながる条件のため、自社アカウントを追加するユーザーは顕在層、準顕在層であることが推定できます。そのため、自社の商品に興味を持っていたり、利用したことがあったりするユーザーに診断キャンペーンの参加を促せるのもメリットです。
オウンドメディア
オウンドメディアでの診断キャンペーンは他のSNSとは違い、既に商品に興味を持っている消費者にアプローチできる可能性が高いです。オウンドメディアに自ら訪問しているということは、企業や商品に関心がある顧客が多いのです。そのため、比較的コンバージョンを獲得しやすいという特徴があります。また、企業や商品に関心を持つ層が多いということは、ファン化を見込める顧客や既にファンである顧客が多いと考えられるため、参加型のキャンペーンによりさらなるエンゲージメント向上を促せます。
診断キャンペーンを実施する際の流れ
診断コンテンツを実施する流れは、以下の通りです。
- 目的を決める
- ターゲットと目標を定める
- キャンペーンを企画・実行する
- 効果を検証する
目的を決める
コンテンツの内容を考える前に、診断キャンペーンの目的を明確にしましょう。目的が認知拡大なのか、購買促進なのかによって企画内容が異なります。認知拡大が目的の場合、基本的には診断結果がSNSに共有されることが目標となります。そのため、手軽に診断できる内容と質問数に設定し、診断結果の共有までの手順を少なくするのがコツです。開始から結果表示までの流れを簡潔にして離脱率を下げることで、結果共有を訴求できるユーザー数が増えます。
また、購買促進が目的の場合、診断結果から商品購入までの流れを速やかに誘導できる仕組みが大切です。ECサイトまでワンクリックで到達する導線を作ることが具体的な工夫です。このように、目的が異なると診断コンテンツの具体的な内容も変わります。
ターゲットと目標を定める
診断キャンペーンのターゲットとなる顧客層と目標を定めます。ターゲットを決める際は、自社商品の利用者の年齢や性別、年収層を参考にしましょう。
また、目標を決める際はKGI(重要目標達成指標)やKPI(重要業績評価指標)を適切に決めるのがおすすめです。商品の売上、ECサイトの訪問数、診断キャンペーンの参加数など、目的に応じて適切に設定しましょう。だからこそ、目的を決めた次にターゲットや目標を定めることが重要なのです。
なお、目標は定量的なものに限りません。必要に応じて定性的な目標を立てることも視野に入れておくとよいでしょう。
キャンペーンを企画・実行する
診断キャンペーンの企画は、診断コンテンツの企画とそれを活用したキャンペーンの企画に分けて考えるとよいでしょう。まず、診断コンテンツの企画は診断のロジック、デザイン、プログラムの作成などがあります。
そして、キャンペーンの企画ではプラットフォームの選択や参加によるインセンティブの用意、実施期間の決定などがあります。また、どのようにユーザーに周知するかを考えておくことも大切です。
効果を検証する
最後に、キャンペーンの効果について分析します。まずは、キャンペーンの参加者数や期間中の売上など、KPIとして設定した定量的な効果を明らかにしましょう。また、UGCの内容を分析すれば、これまで把握していなかったニーズを発見できることもあります。さらに、質問に対する回答内容や離脱率を分析することで、診断コンテンツやキャンペーン企画そのものを評価することもできます。こうした分析は、次の企画に活かすためにも重要です。
これらを効率的に進めるためには、マーケティング会社に依頼するのがおすすめです。診断キャンペーンは、各段階において考える点が多岐にわたります。また、診断キャンペーンの実施には多くのリソースが必要になるため、自社のリソースだけで進めるのは難易度が高いといえるでしょう。しかし、マーケティング会社に依頼すれば自社のリソースを温存しつつ、経験豊富な人材による診断キャンペーンが実施できるのです。
株式会社ファン・マーケティングでは、企画からロジック作成、制作まで企業様に寄り添ってサポートいたします。また、プランナーだけでなくデザイナーやエンジニアなどがそろっています。内製するからこそ、企業様の要望に沿った柔軟かつスピーディーな対応ができます。
また、診断のロジックだけ、デザインだけといった一部のみを依頼したいというご意見にもお応えしております。診断キャンペーンについて興味のある企業様は、ぜひ株式会社ファン・マーケティングへご相談ください。
診断キャンペーンを実施するメリット

診断キャンペーンのメリットは以下の点が代表的です。
- 新規顧客開拓や認知拡大が期待できる
- エンゲージメントを高めやすい
- 商品のレコメンドを自然にできる
新規顧客開拓や認知拡大が期待できる
診断キャンペーンは、診断結果をSNSにシェアすることを参加条件にすれば、UGCを多く創出できます。UGCが増えるほど、キャンペーン参加者のフォロワーにリーチできるため、商品と全く接点がなかった人にも認知を広げられます。
エンゲージメントを高めやすい
診断キャンペーンは一方的な情報発信ではなく、ユーザーが主体的に参加するコンテンツです。そのため、ユーザーとの深い顧客接点を創造でき、商品・ブランドへのエンゲージメントを高められます。
また、ユーザーの回答に応じて結果が表示されるため、パーソナライズした情報提供が可能です。「あなたにおすすめ」の情報を提供することで、ユーザーの関心を引きつけられるため、購買意欲を高められるのです。
商品のレコメンドを自然にできる
診断結果に合わせて自然に商品をレコメンドできる点も、診断キャンペーンのメリットでしょう。診断キャンペーンでは、回答内容に応じた結果ページで、ユーザーのタイプに合わせた商品を提案できます。「あなたは○○タイプ」「○○タイプはこんな特徴」「だからこの商品がおすすめ」といった流れで商品を訴求できるため、キャンペーン参加者は押し売りされていると感じにくいのです。ただし、ロジックと結果ページの納得度が低ければ、かえって押し売りと感じさせてしまうので注意が必要です。
診断キャンペーンの注意点
診断キャンペーンには注意点もいくつかあります。
- 前時代的な表現に気をつける
- 効果を挙げるにはコツが必要
前時代的な表現に気をつける
参加者に、ジェンダーロールや固定観念を押し付けてしまわないように注意する必要があります。診断キャンペーンは拡散性が高い施策のため、細かな伝え方まで慎重になりましょう。表現を誤ると、参加者がキャンペーンへの応募意欲を失ってしまったり、企業イメージが悪くなってしまったりする恐れがあります。
また、診断結果はあくまで「提案」であることを参加者に理解してもらうことも大切です。決めつけに近い表現をすると、参加者は「診断結果を押し付けられている」と感じてしまいます。たとえば、「~にしよう!」よりも「~してはいかが?」や「~がおすすめ」といった表現は、参加者への主張がマイルドになり受容されやすいでしょう。
効果を挙げるにはコツが必要
診断キャンペーンは多くの人に参加、共有してもらうことで、大きな影響力を得られます。企業アカウントのフォロワーが少なかったりプロモーションが不足したりしていると、診断キャンペーンの参加人数が少なく、思ったような効果が得られない場合があります。
どのような企画をどのようにプロモーションすれば期待した効果が出るか、具体的な成果は実践してみないと分かりません。そのため、実績のあるマーケティング会社のサポートを受けるのがおすすめです。株式会社ファン・マーケティングでは、企業様の診断コンテンツ制作の支援実績が豊富です。また、マーケティング全般を支援しているため診断コンテンツに縛られず、「診断コンテンツ×〇〇〇」と施策を組み合わせることで、さらなる効果獲得を目指します。診断コンテンツで成果を挙げられずお困りの方は、株式会社ファン・マーケティングにお問い合わせください。
診断キャンペーンならファン・マーケティングにご相談ください
診断キャンペーンは、商品の認知拡大や顧客接点を深めることに役立つ施策です。顧客へのアピールとデータの収集が一度にできるという点は、診断キャンペーンの大きな魅力といえます。
しかし、注意したほうがよい点もあります。誤解されやすい表現に気をつけなければならなかったり、効果を挙げるにはコツが必要だったりするのは、代表的な注意点です。これらへの対策を取りながら、診断キャンペーンで効果的な販促をするには、経験が豊富な人材が必要です。
株式会社ファン・マーケティングでは、診断コンテンツをご支援しています。初回ヒアリングからデザイン、コーディング、検証まで、一気通貫した伴走支援が可能です。また、プランナーやデザイナー、エンジニアなど、各分野の専門性が高い人材が社内でそろっているため、密なコミュニケーションを取りながら制作を進めます。そのため、かかわる全スタッフの案件理解が深く、ご要望にも柔軟に対応できることが強みです。診断キャンペーンについてお考えの方は、ぜひ株式会社ファン・マーケティングにお問い合わせください。
※1出典:「X Corp. Japan 株式会社」への社名変更のお知らせ,https://x.com/XcorpJP/status/1860156376707911858?_fsi=kbFS6tJW
(最終確認:2025年9月17日)
※2出典:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破,Meta,https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/
(最終確認:2025年9月17日)