診断コンテンツのロジックを解説!作成方法とポイント
診断コンテンツにおいてロジックは、骨組みにあたる重要な部分です。目的・ターゲットに合わせたロジックの設計が、自社の商品・サービスの適切な訴求につながります。ロジックの詳細や設計する際のポイントを詳しく解説します。
- 診断コンテンツのロジックとは何か知りたい方
- 診断コンテンツを制作する際のポイントを知りたい企業様
- 診断コンテンツの導入を検討している企業様
診断コンテンツのロジックとは?
診断コンテンツにおけるロジックとは、ユーザーの回答から診断結果を導き出すための方法のことです。ロジックは一般的に、議論の道筋や論理などを表す言葉ですが、診断コンテンツでは、回答にもとづき結果を出し分けする方法やパターンの意味で用いられます。矛盾がなく、内容と嚙み合ったロジックを設計すれば、納得度の高い診断コンテンツを制作できるでしょう。

【一覧表】診断コンテンツのロジックの種類
診断コンテンツのロジックの一覧表は、以下の通りです。診断コンテンツ制作の参考にしてください。
比較項目 | 特徴 | 設計難易度 |
|---|---|---|
得点型 | ・回答の得点合計に応じて診断結果が表示されるロジック ・質問内容はどのユーザーに対しても同じ | 【難易度が比較的低い】 ・ユーザーごとに質問内容を変える必要がないため、比較的楽に設計できる |
フローチャート型 (分岐型) | ・回答に応じて表示される質問が変わるロジック ・回答に合わせてレコメンドする商品を変えられる | 【難易度が比較的高い】 ・設問数に比例して診断結果も増えるため、矛盾しないように設計する必要がある |
得点と分岐のかけ算型 | ・得点型と分岐型を組み合わせたロジック ・精度の高い診断結果が導ける | 【難易度が高い】 ・設問数に比例して診断結果も増えるため、矛盾しないように設計する必要がある ・得点型と分岐型からの切り替えの際、整合性が取れているか注意する |
診断ロジック1:得点型
得点型は、ユーザーの回答に得点が付与され、合計から診断結果を表示するロジックです。どのユーザーに対しても同じ質問のため、質問内容を複数パターン考える必要がなく、設計が比較的容易な特徴があります。診断コンテンツを比較的簡単に設計したい人や、レコメンドしたい商品の種類が少ない場合に向いているロジックです。
診断ロジック2:フローチャート型(分岐型)
フローチャート型(分岐型)は、ユーザーの回答に応じて質問内容が変わるロジックです。設問数が多ければ多いほど、診断結果も増やす必要があるため、内容に矛盾が起きないような質問内容にすることが大切です。回答に合わせておすすめの商品を変えたい場合や、精度の高い診断結果を提示したい場合に向いているロジックです。
診断ロジック3:得点と分岐のかけ算型
得点型とフローチャート型(分岐型)を組み合わせたロジックが、得点と分岐のかけ算型です。たとえば、3問目までは加点式にし、その時点のスコアで分岐させるなど、柔軟なロジックが作成ができます。得点部分と分岐部分とで診断の進み方が異なるため、回答ごとの分岐パターンや診断結果を複数用意しておくのがベストです。ロジックに整合性が取れているか、確認しながら制作しましょう。
かけ算型は、ユーザーの回答に応じて質問や結果が変化するため、よりユーザーのニーズを洗い出すのにぴったりなロジックです。回答に合わせておすすめの商品を変えたい場合や、精度の高い診断結果を提示したい場合に向いています。
診断コンテンツのロジックの作成方法
診断コンテンツのロジックの作成方法を紹介します。ロジックの作成方法は、大きく3つのステップに分けられます。
- 目的とターゲットを明確にする
- 診断ロジック・設問・結果を考える
- 納得度の高いロジックになっているか確認する
1.目的とターゲットを決める
まずは診断コンテンツを制作する目的と、商品・サービスを訴求したいターゲットを明確にしましょう。診断コンテンツは、設計するロジックや質問内容によって、あらゆる商材に柔軟に対応できる特徴があります。よって、最初に目的とターゲットをはっきりさせれば、より効果的なロジックを設計しやすくなります。
2.診断ロジック・結果・設問を考える
明確にしたターゲットと目的をもとに、診断の中身を考えていきます。なお、スクラッチ型で制作する場合、結果から逆算して設問数や質問内容を考えられるため、より筋の通った診断コンテンツが制作可能です。
ロジックを考える
診断コンテンツの制作では、まずロジックを考えます。明確にした目的とターゲットをもとに、より商品・サービスを魅力的に訴求できるロジックを見極めましょう。ロジックの特徴やそれぞれのメリット・デメリットについて、あらかじめ把握しておくことが重要です。
診断結果を考える
次に、診断結果を考えましょう。診断結果はパターンが多いほどユーザーの回答に沿った診断が行えるため、複数作るとユーザーの満足度が高まります。しかし、その分制作の工程が増えたり、筋が通った診断を作るハードルが高まったりする恐れもあるため注意が必要です。制作コストと納得度のバランスがよいパターンを考えましょう。
設問数を決める
設問数のバランスを考えることも重要です。設問数が少ないと、診断結果に対してユーザーが納得感を得られにくく、多いと逆に診断に飽きて離脱してしまう恐れがあります。基本的に、設問数は5問~10問程度がおすすめです。作りたい診断コンテンツのイメージをもとに、設問数は慎重に検討しましょう。
質問内容を考える
設問数を決めたら、質問内容を考えます。離脱の原因になるため、質問内容は長文を避け、端的で分かりやすい内容にすることが大切です。専門的知識が必要な商材の場合は、専門家監修を依頼すると、精度が高く矛盾のない内容で制作できます。
3.納得度の高いロジックになっているか確認する
最後に、診断コンテンツのロジックを作成したら、内容を振り返ってみましょう。ロジックや質問内容、診断結果に違和感はないか、納得感のある診断になっているかを重点的に確認します。ロジック設計の工程は、その後のデザイン制作や、リリース後の商品・サービスの訴求成否に大きく影響します。ロジックに矛盾や違和感があれば、些細なことであっても徹底的に改善するのがおすすめです。
診断コンテンツのロジック制作は、一見複数のパターンから選ぶだけの簡単な工程に見えます。しかし、納得感があり独自性の高いロジックを設計する場合、難易度は非常に高くなります。
診断コンテンツのロジック制作に不安を感じたら、ぜひ株式会社ファン・マーケティングにご依頼ください。診断コンテンツのロジック制作はもちろん、企画からリリース後の分析も一貫して対応します。部分的なご依頼も可能です。
また、専門知識により制作のハードルが高い商材でも、専門家監修を入れて納得感のあるコンテンツが作れます。培った実績とノウハウにより、納得感のある魅力的な診断コンテンツを制作できるため、ロジックや制作全般でお悩みの方はぜひご相談ください。

ロジックを設計するうえでのポイント
ロジックを設計するうえで、意識するべきポイントは以下の2つです。
- 結果から逆算して考える
- 質問内容はサービスや希望によって調整する
それぞれ説明します。
結果から逆算して考える
ロジックを設計する際は、結果から逆算して考えていくことが大切です。訴求したいサービスや、診断コンテンツ企画の目的から、どのような結果タイプがあるとよいかを考えます。結果から考えることで、目的とブレずに施策を実行できます。まずターゲットインサイトをもとにユーザー分類を考えてから、診断結果の「○○タイプ」の部分を作っていくとよいでしょう。
次に、その結果に分類できるような質問と選択肢を考えます。たとえば、「元気タイプであれば、この質問にどう答えるか?」とユーザーの立場に立って設計することが重要です。
質問内容はサービスや希望によって調整する
質問内容は、サービス内容や作りたい診断コンテンツの希望によって調整します。たとえば、転職系のサービスを扱う企業であれば仕事に関する質問を作る、カフェ風なデザインで回答しやすい診断コンテンツを作りたい場合は休日の過ごし方の質問を入れるなど、できる工夫はさまざまです。目的・ターゲットをもとにした徹底的な調整、質問内容の検討が、ユーザーに「やりたい」と思ってもらえる診断コンテンツのリリースにつながります。

診断コンテンツのロジック作成を制作会社に依頼したほうがよい理由
診断コンテンツのロジック作成は、制作会社に依頼するのがおすすめです。なぜなら、適切なロジックを選定し納得度の高い診断を作るのは、診断コンテンツ制作の経験やノウハウがないとハードルの高い工程であるからです。制作会社であれば、これまでの診断コンテンツ制作で培ったノウハウで、企業様一つひとつにぴったりなロジックを作成してくれるでしょう。
また、専門的知識が必要で制作が難しい商材であっても、専門家監修をいれることで信頼性の高い診断コンテンツの制作ができます。診断コンテンツ制作会社であれば、蓄積したノウハウや制作実績から、あらゆる商材でユーザーの満足度向上と商品・サービスの訴求を第一に考えた診断コンテンツが制作可能です。
ユーザーを商品・サービスの訴求へつなげる診断コンテンツのロジックを制作したい企業様は、制作会社に依頼しましょう。

よくある質問
診断コンテンツのロジックについて、よくある質問を紹介します。
診断コンテンツの制作費用はいくらですか?
診断コンテンツの費用相場は、平均で100万~150万円といわれます。設問数やデザインなどによっても変動するため、詳しくは診断コンテンツ制作会社に相談しましょう。
診断コンテンツが人気な理由は何ですか?
自分の知らなかった傾向を発見する楽しさが、診断コンテンツが人気な理由の1つです。また、診断が流行る理由としては、自己理解への関心の高まりや、消費行動の変化などが挙げられます。

診断コンテンツのロジック設計に困ったら株式会社ファン・マーケティング!
診断コンテンツには複数のロジックがあり、目的やターゲット、扱う商材によってふさわしいものは異なります。それぞれの特徴を押さえ、より自社の商品・サービスを魅力的に訴求できるロジックを設計しましょう。
診断コンテンツのロジック設計にはノウハウが必要なため、困ったら診断コンテンツ制作会社に依頼するのがおすすめです。
株式会社ファン・マーケティングでは、担当者が企業様の課題点や叶えたい理想像を徹底的にヒアリングし、魅力的な診断コンテンツを作り上げるのにぴったりなロジックを提案します。設問数や質問内容についても、納得度が高くバランスのとれた内容を作成可能です。
診断コンテンツを作りたいけれどロジックがよく分からない、制作のハードルが高いと感じている企業様は、ぜひ一度お問い合わせください。