ファンマーケティング

イベントマーケティングとは?メリット5つと成功のコツ

イベントマーケティングは、交流の場を利用したマーケティング手法の1つです。顧客と直接やり取りするため、自社の商品・サービスを強くアピールしたり、見込み客との関係性を構築したりする場合に効果があります。イベントマーケティングを行うことで、商品・サービスの訴求や、ブランドのファンを中長期的に育成することも期待できるでしょう。イベントマーケティングについて、取り入れるメリットや成功のコツを紹介します。

この記事に向いている人
  • イベントマーケティングについて詳しく知りたい
  • イベントマーケティングを検討している企業様
  • イベントマーケティングに挑戦したいが具体的な方法が分からないマーケティング担当者様

イベントマーケティングとは?

イベントマーケティングとは、展示会やファン交流会といったイベントを開催し、見込み客を集客・育成するマーケティング手法のことです。イベントマーケティングを行うと、直接のコミュニケーションによって顧客と密な関係を築くことができ、ブランドの認知拡大や愛着の創出につながります。

イベントマーケティングで集まる客

イベントマーケティングの効果って?メリット5つ

イベントマーケティングの効果とメリットは以下の5つです。

  • 多くの見込み客と一度に接点を持てる
  • 商品・サービスを強くアピールできる
  • 企画内容によっては休眠層の呼び起こしにもなる
  • 企業と顧客の双方向でのコミュニケーションが取れる
  • リードクオリフィケーションを行える

詳しく見ていきましょう。

多くの見込み客と一度に接点を持てる

イベントマーケティングのメリットの1つは、イベントを通して参加者である多くの見込み客と一度に接点を持てることです。営業担当者が見込み客を訪問して営業する「訪問型営業」と異なり、イベントマーケティングは、見込み客から会場に足を運んでもらったり、イベントに参加してもらったりする「来店型営業」です。そのため、1日に接触する見込み客の数が制限されることなく、効率的にコミュニケーションを図ることが可能になります。

商品・サービスを強くアピールできる

イベントマーケティングでイベントを開催すると、自社の商品・サービスを強くアピールできる絶好の機会になります。イベントなら、直接商品・サービスの説明をしたり、見込み客に実際に体験してもらったりすることが可能です。Web上では伝わりにくい使用感や色合いも、実際に見て触れることで納得感を得られるため、購買の後押しになるでしょう。また、イベントが話題性のある内容であれば、口コミやSNS上での拡散によりブランドの認知拡大も期待できます。

オンラインのイベントであったとしても、顔を合わせて説明を聞き、商品を目にする機会を提供できるのは、商品・サービスを訴求するうえで非常に効果的です。

企画内容によっては休眠層の呼び起こしにもなる

イベントマーケティングは、休眠層の呼び起こしにも効果的な点がメリットです。インパクトのある企画を開催することで、過去に商品・サービスを購入したものの、一定期間アクションが途切れてしまっている休眠層と、もう一度接点を持つことができます。新規顧客だけでなく、既存顧客に対しても積極的にイベントを活用していきましょう。

企業と顧客の双方向でのコミュニケーションが取れる

イベントマーケティングを行えば、一方的なやり取りでは終わらない、双方向のコミュニケーションを実現できます。また、交流によって見込み客の属性データを集めたり、実際の声や反応を見たりすることで、商品の改善やアプローチ方法の再考に役立てられる点も大きなメリットです。

リードクオリフィケーションを行える

イベントマーケティングは、リードクオリフィケーションを行うのにも効果的です。リードクオリフィケーションとは、顧客になってくれそうな見込み客を選別することです。BtoBの企業であれば特に、今後の関係を作り商談へとつなげていくうえで大切な工程といえます。

企業が主催するイベントに足を運ぶということは、その分野や商品・サービスへの興味関心が高いということです。商品・サービスの購入・使用のモチベーションが既に高いため、商談や購入にもつながりやすくなります。イベントの開催によりリードクオリフィケーションを行えば、顧客になる確度の高い層に重点的にマーケティングを働きかけていくことが可能です。

イベントマーケティングのメリットのリスト

【一覧比較】イベントマーケティングの種類

イベントマーケティングには、大きく4つの種類があります。以下の画像はイベントマーケティングの種類の一覧表です。参考にご覧ください。

イベントマーケティングの方法の一覧表

展示会

展示会は、企業や団体が自社の商品・サービスを多くの人に紹介するために行うイベントです。試飲や試食など、実際の商品の体験と組み合わせれば、来場者により強く商品・サービスを訴求することができます。ビジュアルや使用感に強みのある商品・サービスを紹介したい場合におすすめです。

展示会の開催方法は、自社で開催する方法と、展示会運営会社や地方団体などが主催する展示会に参加する方法の大きく2種類です。自社開催であれば複数の商品を紹介しやすく、合同であればこれまで接点を持っていなかった確度の高い層にもアプローチできます。

また、ポップアップといった形で小規模で行うこともできるため、その場に居合わせた人に対しても認知を広げられます。その場でユーザーと話す機会を得られることや、商品・サービスを実際に見せてアピールできることが展示会の大きなメリットです。

参加型イベント

参加型イベントとは、参加者に商品・サービスの価値を実際に体験してもらうイベントのことです。参加型イベントの例としては、試乗会や実演デモンストレーションなどが挙げられます。内容によっては、展示会よりもさらに規模が大きい体験を企画することが可能です。

商品・サービスに興味を持つ人が参加するうえに、実際に触れ、周囲の人と交流することで購入後のイメージがつきやすいため、商談・購入につながりやすいという特徴があります。企画内容の自由が利くため、子どもが楽しめるイベントを企画しやすいのもメリットです。

ミートアップ・ファン交流会

ミートアップやファン交流会は、特定のテーマに対して興味関心を持つ人々が集まり、情報や意見交換などコミュニティ内での交流を行うイベントです。企業と参加者だけでなく、参加者同士の積極的なコミュニケーションを促進でき、ブランドに価値を見出すコミュニティの形成につなげられます。

セミナー

セミナーも、ミートアップやファン交流会と同様、特定のテーマや課題に対し興味関心を持つ人を募って開催されるイベントです。主に商品・サービスに関する説明や、情報交換などを行います。見込み客が集まるため営業効率がよく、集中的に自社の商品・サービスの魅力を伝えられることがメリットです。商品・サービスに関する知識や情報を手軽に伝えたいときにぴったりでしょう。

対面で行うセミナーに対して、オンラインで行う場合は「ウェビナー」と呼ばれます。また、開催者によって「自社セミナー」と「共催セミナー」に、開催目的によって「情報提供型」と「顧客獲得型」に分類されます。主にBtoBのイベントとして行われることが多いのが特徴です。

紹介した通り、イベントと一口にいっても、その種類や特徴はさまざまです。よって、どのイベントが自社の課題や目的に合っているのか、よく検討する必要があります。イベントマーケティングを行う際は、イベント運用を行っている会社にプロデュースを依頼しましょう。開催すると効果が大きいイベントを企画、運用してくれます。

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イベントマーケティングで失敗しないためにするべきこと

イベントマーケティングで失敗しないためにするべきことは、大きく3つです。

  • 目的や目標を明確にする
  • 企画内容だけでなく集客方法もよく検討する
  • イベント運用も行うマーケティング会社にプロデュースを依頼する

イベントマーケティングの成功に役立てましょう。

目的や目標を明確にする

イベントは種類が多く、それぞれ特徴や得意とするアプローチ方法、目的が少しずつ異なります。たとえば、ビジュアルや使用感で特徴があるものであれば展示会や参加型イベント、商品・サービスの使い方や知識を伝えるなら、セミナーを開催すると効果的でしょう。

イベントマーケティングを行う目的や目標によって、自社にぴったりなイベントは変わります。誰に、何のためにイベントマーケティングを行うのか、あらかじめ社内の方針を明確にしておくことがおすすめです。自社の目的・目標に合うイベントが開催できれば、商品・サービスの効果的な訴求につながりやすくなります。

企画内容だけでなく集客方法もよく検討する

イベントマーケティングを行う際は、イベントの集客方法にも気を配りましょう。企画がよいものだとしても、集客がうまくいかなければ、イベントマーケティングが失敗してしまう恐れがあります。

広告を出すのか、既存顧客にメールやDMをするのかなど、考えられる集客方法はさまざまです。自社の企画内容を最大限周知できる方法をよく検討し実施しましょう。なお、イベント特化の会社ではなく、マーケティング知識やノウハウがあり、イベント運用も併せて行ってくれる会社にサポートしてもらうと、集客もスムーズに行えるためおすすめです。

イベント運用も行うマーケティング会社にプロデュースを依頼する

イベントマーケティングを行う際は、イベント運用まで行ってくれるマーケティング会社にプロデュースを依頼するのがおすすめです。イベントを開催することになった場合、イベント形式や内容の検討をはじめ、会場やブースの確保、集客など手間がかかります。慣れていないと難しい工程も多いため、自社の力だけでのイベント開催はハードルが高くなってしまいがちです。

ですが、イベント運用も行っているマーケティング会社であれば、マーケティング知識を活用して自社に合ったイベントの企画や集客を適切に支援してくれます。イベントマーケティングを開催する際は、イベント運用を併せて行っているマーケティング会社へ依頼しましょう。

株式会社ファン・マーケティングでは、企業様の課題に合わせた適切なイベント提案や目的の明確化、企画、運用まで一貫してサポートします。ぜひご相談ください。

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イベントマーケティングのコツのリスト

イベントマーケティングの事例「住友林業アーキテクノ株式会社様展示会ブース」

株式会社ファン・マーケティングで扱ったイベントマーケティングの事例を紹介します。

住友林業アーキテクノ株式会社様展示会ブース

事例詳細:https://f-marketing.jp/works/14/

展示会を共創し、リードの獲得にコミット!

よくある質問

イベントマーケティングについて、よくある質問に回答します。

イベントマーケティングの注意点は?

イベントマーケティングの注意点は、主に2つです。

  • 開催に手間がかかる
  • 企業の知識やノウハウに効果が左右されやすい

イベントマーケティングは会場の確保や集客など、開催までに多くの手間と費用がかかります。また、イベントマーケティングに関する知識やノウハウがないと、段取りや商品・サービスの訴求がうまくいかず、イベントマーケティングの効果が十分に発揮されない結果となってしまうかもしれません。イベントマーケティングの実施に少しでも不安がある場合は、イベント運用を行っているマーケティング会社にサポートを依頼するとよいでしょう。

イベントに人が集まらない原因は?

イベントに人が集まらない原因としては、下記3つが挙げられます。

  • ターゲットに認知されていない
  • イベントの魅力を伝えきれていない
  • 企画内容がニーズに合っていない

まず、ターゲットにイベントの存在や内容を知ってもらえなければ集客はできません。集客施策としては、Web広告やSNS、ポスティングなどが挙げられます。ターゲットを踏まえ、適切な媒体を選定しましょう。

広告やSNSで発信しているのに人が集まらない場合は、「参加したい」と思ってもらえるような訴求ができていない可能性があります。WebサイトやLP、チラシなどの内容を見直したり、参加申込の方法が複雑でないかを確認したりしましょう。

それでも人が集まらない場合は、企画内容自体に課題がある可能性があります。ターゲットの興味や欲求に対し、企画内容が適切かを振り返りましょう。また、内容に興味があっても開催日時や場所が原因で人が集まらない場合もあります。具体的なイベント内容はもちろん、形式から見直すこともおすすめです。

イベントの集客をする人

イベントマーケティングなら株式会社ファン・マーケティング!

イベントマーケティングには、商品・サービスを強くアピールしたり、見込み客との関係を構築したりする効果があります。また、訴求だけでなく、ブランドの中長期的なファン育成も期待できるのがメリットです。

しかし、イベントマーケティングはメリットが多い一方で、開催に手間がかかったりうまく集客につなげられなかったりと企画が難しい面もあります。イベントマーケティングを行ううえで不安がある場合は、イベント運用も得意とするマーケティング会社にプロデュースを依頼しましょう。

株式会社ファン・マーケティングでは、課題のヒアリングからイベントの企画・運用、集客のためのコンテンツ制作まで、一気通貫でサポートします。イベントマーケティングに興味があり検討している企業様、取り入れ方に不安があるマーケティング担当者様は、ぜひ一度ご相談ください。

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執筆者のプロフィール​

平山 香月 (ひらやま かづき) ライター

株式会社ファン・マーケティングのSEOライターとして、オウンドメディアのSEOコンテンツ制作に従事。不動産・金融関係の執筆にも携わっている。トレンドを意識した執筆が得意。

https://f-marketing.jp/

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