【2025年最新版】企業や商品のファンに関する調査

自社のファンの獲得には、近年多くの企業が積極的に取り組んでいます。ファンを獲得することで、長期的な売上基盤の構築や、UGCの活用による商品開発の質の向上が目指せるのです。企業にとって重要な存在のファンですが、その実態はどのようなものなのでしょうか?この記事では、企業のファン育成を支援する株式会社ファン・マーケティングが、ファン化についての調査結果を発表します。ファン化のために重要なものは、商品の質だけではありません。ぜひご覧ください。
- ファン化についての調査データを探している方
- ファンがどんな特性を持っているのか知りたい企業様
- ファンマーケティングに注目している企業様
調査概要
今回株式会社ファン・マーケティングが実施したのは、顧客の「ファン化」についての調査です。どのようなブランド・商品がファンを得やすいか、どのような体験がファン化に影響するかなどを明らかにしています。
【調査概要】
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国の20代~30代の男女
- 回答数:300名
- 調査実施日:2025年6月3日
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「私はファンだ」といえるブランドや商品は、1人当たり1個~2個あるのが一般的

「ファンである」といえるブランド・商品は、1人当たり1個〜2個という回答が58.7%を占めていました。また、6個以上と回答した割合は13%に留まりましたが、何かしらの企業イベントへの参加やメルマガの登録をしている人たちに限定した場合、およそ60%が「ファンといえるブランドや商品が6個以上ある」と回答しました。
ファンが付きやすい商品は服飾・ホビー・食品・飲料

ファンであるブランドや商品の個数に関する回答をより深堀るため、最も好きなブランドやサービス・商品のカテゴリについても調査しました。カテゴリとして大きな割合を占めていたのは、「服飾」(25.7%)、「ホビー」(19.0%)、「食品・飲料」(15.7%)でした。
性別の比率に大きな差が出たカテゴリとして、女性の割合が多かったのは「雑貨」(76.9%)と「服飾」(71.4%)でした。また、男性の割合が多かったのは「車・バイク・自転車等」(71.8%)、「家電」(69.6%)、「ホビー(楽器、ゲーム機、フィギュア等)」(61.4%)でした。
生活や趣味のために買ったサービス・商品のファンになることが多い

ファンになったサービス・商品の用途は「趣味」(68.7%)が最も多く、次いで「生活」(50.7%)、「仕事」(15.3%)と明確に差が出ました。なお、性別や職業など、属性ごとに差はあまり見られませんでした。
企業の価値観や文化に共感したことがファン化につながることも

どのような体験を通じてファンになったかという質問については、「商品の購入・使用」が最も割合が高く、次に「広告・SNSコンテンツの閲覧」の割合が多い結果になりました。次に「店員の商品説明」「ブランドイメージや価値観との接触」が高く、商品やWebプロモーションとの接触以外にも、社員(スタッフ)とのコミュニケーションやブランドの価値観に魅了され、ファンになる人がいるようです。
品質の高さへの実感だけでなくブランドや企業側の思いもファン化のきっかけになる
ファン化のきっかけとなった体験ついてより詳しく調査したところ、下記のような回答を得られました。
- SNSで見てから店頭に行き購入し、コレクションするのが好きになりました
- 実際に使用して、質の高さに感銘を受けた
- 商品の質感と個性的なデザインに惚れた
- 値段が安いので買ってみたら他のメーカー品より品質がよかったから
- 実際に使ってみて自分に合っていると感じたから
- 販促イベントでブランドの説明を受けて共感した
- 企業のユーザーに対する思いや実際に商品を利用して楽しんだ経験から
実際に商品やサービスを使った際に、品質の高さを感じる体験がファンになるきっかけとして多く見られました。また、ブランドの説明を受けたり、企業の思いに触れるという体験や、「自分に合っている」と実感したことをきっかけにファンになる人もいました。
まとめ
【ファン化の傾向のまとめ】
- ファン化のきっかけになる体験は、「商品の購入・使用」「広告・SNSコンテンツの閲覧」が割合として高い
- 特に、品質の高さを実感したり、自分に合っていると感じることが、ファンになるきっかけとなる
- ほかに、「店員の商品説明」「ブランドイメージや価値観との接触」といった、社員(スタッフ)とのコミュニケーションやブランドが大切にする価値観の発信も、ファン化のきっかけとなる
つまり、SNSや広告といったWebプロモーションとの接触から、実際に商品を利用してユーザーの期待に応える、または期待を超える体験を提供することが、ファンを増やすために重要であるといえます。また、ファンになるきっかけとなった体験として「ブランドイメージや価値観との接触」の割合が低くなかったことから、ブランドの価値観を明確にし、発信することの重要性も分かりました。
今回はファンになる体験にフォーカスした調査を実施しました。株式会社ファン・マーケティングでは、ファンマーケティングの伴走支援を行っています。ブランドの価値を創造し、ターゲット層と接点を生み出し、ファンになってもらう一連の活動をご支援できます。コンサルティングからクリエイティブ制作、運用まで一気通貫で対応できるのが強みです。ファンマーケティングについてお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。